Mr.HOBO
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ちょっとした出来事から。
 コウスケには仲のいい友だちが一人だけいた。2年前に隣町から転校
してきたコウスケは母子家庭で淋しがり屋だった。その友だちはコウスケ
と遊ぶことが多くなった。サッカーもしたし本屋に行ったりもした。中学に
行ってもずっと仲良くやろうね、と、河川敷を歩きながら肩を組んだ。
紙飛行機にフッっと息を吹きかけて青い空めがけて飛ばした。それは二人
だけの〈約束〉を積んだ紙でできたジェットだった。

 友だちはずいぶん前に一度だけコンビニで万引きをしたことがあるらしい。
友だちの両親はコンビニに呼ばれて床に頭をこすりつけるようにして謝罪
したという。学校でもそのことがウワサになり友だちは当然周りから白い目
で見られたのだ。
 ある日コウスケはクラスの女の子からそのことを聞かされた。
クラスのみんなは、
「あの子とつきあうのはやめたほうがいいわ、ドロボーなんだから!」
そんなことをコウスケに言った。
「ぼくのママもパパもドロボーとは付き合わないほうがいい、深入りしない
ほうがいいって言ってたよ、君も気をつけたほうがいい、仲がいいみたいだ
から!」
そんなことを何度も聞かされた。

 その日コウスケは仕事から帰ってきた母親に訊いてみた。
「ぼくの友だちがだいぶ前に万引きをしたんだって。クラスのみんなは
あんなやつ付き合うのやめたほうがいいって言うんだ。ドロボードロボー
って言うんだ。でもほんとうはいいやつなんだよ」
コウスケの母親は、
「コウスケはどう思うの?その友だちは今も盗みをしているの?」
と訊いた。
「友だちは後悔してるんだ、悪いことをしたって。お父さんやお母さんに
迷惑かけたって、いまはそんなことはしてないよ。」
コウスケは泣きながら母親に訴えかけるように言った。
「コウスケ、、、周りの人がなんと言おうが、おまえがその子を信じて
あげたいと思うならつきあえばいいと思う。過去になにをしようがそれを
悔いて反省し、前を向いているのならいいじゃない、お母さん、そう思うけ
どなあ」
「ホント?良かったあ。いいやつなんだ、あいつ!お母さんありがとう!」
コウスケはとても嬉しそうだった。




 親は子供たちになにを教えていくのでしょう?
周りの風潮に合わせていくことが無難だと教えるのでしょうか?
多数派とはいったいなんなんでしょう?見極める目を持つべきだと思いますね。
自分が本物じゃないから、自信がないから無難なほうに行こうとするのです。
ぼくはこのちょっとした出来事を発展させてものを考えます。
ひとのせいにしたり、ふてくされたり、要求だけはいっちょまえな子供が
います。ひとつだけ言わせていただくなら、ひとは鏡だということです。
親の鏡が子だということ、その逆かもしれません。


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