Mr.HOBO
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Emならまだ憂鬱じゃない。
 病んだ人ばかりだ。自覚症状がないのだから厄介だな。
能力を超えた表現をしようとする自称詩人などは特にそうで、
みょうに突っ込んだ話をするとすぐにボロをだす。匿名を
駆使する正義感の強い少女はきのう舌をかんだ。自分の舌が
こんなにも分厚いんだとはじめて気づいたりする。
 サラリーマンは代理業務という言葉すら知らない。風は上
ばかりじゃない下からも吹くんだと、口の減らない賢者たちは
言う。自分の成長を自分で気づけないというのだから、すでに
死んでいる。

 自分が気ちがいだと知っている人は病んだりしない。かけっこ
をしても負けたことがないと男は言った。でも彼はいつも喉に
骨を詰まらせて、それはひどい咳をする。ぼくはその滑稽な
絵を額に入れて飾ろうとした。でも白い壁には大きな穴が二つ
あったのだ。きみはその穴の前に立って咳き込んでいる。
会議が始まるよと誰かが言った。彼は黒い血を吐いた。
 買ったばかりのスーツに猫がぶら下がっている。無礼なことを
するなと叱ってやった。無礼なのはオマエだと言われた。猫は
ぼくよりエラいのだ。きみは自分を変えられるかい?変わろうと
しないからだよ。認めてほしいならもっと腰をふりな!
明日はもっと素晴らしい一日になる。

 ぼくはひからびていく夢を見た。誰よりも先にぼくはひから
びていく。黒くなったぼくのようなものが見えた。屋根の上に
ぼくを見ているきみがいた。あこがれてきみは屋根になった
のか。『遊女と姦夫』という作品はぼくが書いたのです。
知らないでしょう?ぼくは病んでなんかない。ぼくは気が
狂っているだけなんですと、

 病んだ人ばかりだ。


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