Mr.HOBO
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みんなそこを乗り越える。
 以前、ぼくの書いた詩のなかに『不登校』という言葉が出ていたことに
怒りのコメントを書いてきた人の子供さんは学校に行けるようになったのだ
ろうか?
「あなたはなにも解らないくせに!」みたいなことを書いてきたあの人は
元気でやっているのだろうか?それこそ、ぼくにはなにもできないが、
強くなってくださいと。

 先日ぼくの受け持った生徒さんが不登校だった。ぼくは以前同じようなことを
書いたが、不登校の原因そのものは、学校でのいじめだったり、ほとんどが
人間関係にあると言っていい。しかし、そのもっと根っこにある原因は家庭内に
あるように思うのだ。ぼくはその専門ではないのでまた叱られるかもしれないが、
おそらくまちがいない。
 その生徒さんの母親はとてもやさしい人で、気もきくし、なにより人の気持
ちがわかるかただった。生徒さんは親友にだまされたという理由でもう1年ちかく
学校に行っていないのだという。けっきょくぼくが行ったときも面談できずに
帰ってきたが、母親の困った顔が焼きついてはなれない。
「ほんとうはいい子なのよ。頭だって悪くない。」
何度も母親はぼくに言った。
ぼくはその日2時間ぐらい母親と話し合い、どうしたら学校に行くようになる
のか相談にのった。ぼくは、ああ、これはこの母親の子供にたいする接し方
に問題があるなとすぐ解ったがダイレクトに言うとパニックがおきそうな
気がしたので柔らかく話をすすめた。
ぼくが来ているのを知っているので生徒は2階の床をドンドンと踏み鳴ら
したり、ドアを思い切り閉めたり精一杯の抵抗をみせた。
なにを話しているのだろう?その子はそう思ったのだろう。
「かわいそうでかわいそうで、代われるもんなら代わってあげたい。
どうしてあんないい子がいじめにあうのでしょう?」母親はぼくにそう言った。
「お母さんがあの子を弱くしているように思うな」と、ぼくは言った。
「えっ?」と、母親は不思議そうに眉をゆがめた。
「子供は母親が大好きなんですよ。逃げ込む場所を作っては駄目ですよ!」
「えっ?逃げ込む場所?だってもし家出したり・・・
死んでしまうかもしれない・・・」
「これからあの子が社会にでて、もっとつらいことがあるんですよ。
そのつど死んでいたら命は100個は必要ですよ、お母さん!」



 ぼくの母はとても強い人だったなと思う。少年HOBOは母によって作られた。
いやなことがあって早退してきたときなど、ぼくの話をよく聞いたあと、
「もう一度学校に戻りなさい!」と肩をたたかれた。
野球の試合に負けて泣いていたら、「やめちまえ!」と母も泣いた。
ぼくはどんなことがあっても弱音を吐かず、強くなるんだと
心に誓った。
母の涙はいちばん辛く、いちばんぼくの少年を弱くした。
おそらく、親は子より先に逝くだろう。
大好きな母が死んだら子は生きていけるだろうか?
いや、生きていけるのだ。みんなみんなそこを乗り越える。

 みんなみんなそこを乗り越えるのだ。


HOBO
コメント
この記事へのコメント
たしかに難しい
こんばんは。
いろんなケースがあるから難しいですよね。
人間関係って、年齢に関係なくありますからね。

変わらないといけないのは本人なのに、
その人のある部分を変えないといけないのに、
それをそのままにして誰かの、何かのせいにして
文句ばかり言っている人が増えてきているように思います。
2011/03/04(金) 00:30:26 | URL | 只野乙山 #-[ 編集]
乙山さん
おひさしぶりです、乙山さん。
人間関係は大変。大変なのです。
そうなんですね、踏み込んでいく勇気はやさしさなんですがね。
ぼくは知らない人にでも踏み込んでしまうので、やさしさなんてものじゃなく、
大きなお世話状態です。笑

だれかのせいにできない人生ってけっこうツライですよね。
全部自分だとキツイですわ。
でもしょうがないといえばしょうがなく、
だから、乗り越えていかなければと思います。

あの北海道のラーメンはぼくもたまに食べてます。味噌味の。


HOBO
2011/03/04(金) 01:46:51 | URL | Mr.HOBO #-[ 編集]
No title
こんばんは。
私もHOBOさんの考え方に賛成です。
子どもをかわいそうだからと言って胸に抱え込んでしまってはだめ。
HOBOさんのお母さまが、賢くもなさったように、まずはよく子供の話を、
心から聞いてやる。親は絶対自分の味方なんだということを知らせて、
安心感を与えてやる。
でも、そこから先は厳しくしないと駄目なんじゃないか、と私も思っています。
厳しく、というより、学校へ行けるようになる具体的手立てを親がすぐにしないとだめですね。
よくそういったケースを見ていると、親が子供をかばっている間に、学校へ帰る時期を
失してしまわせていることが多いんです。勿論いじめっ子などの問題は、学校側が
なんとかして解決して、子供が戻れるようにしてやらねばならない。
それとは別に、私が大切だと思うのは、勉強に遅れないようにさせることです。
家庭教師をつけるのもいいでしょう。学校には行けなくても塾にはいける、という子はたくさんいる。
勉強に遅れてしまった!というのがどれほど子どもには学校への敷居を高くさせるか・・・。
時期を失してしまうと、HOBOさんのこのケースのように、もう家庭教師をつけても
なにをしても子供は拒否するようになってしまう。
具体的な手を打つのは早ければ早いほどいいと思っています。

勉強がどうしても嫌いなら、武道でも、手品でも、天体観測でも乗馬でも
なんでもいい。人があまりやらないようなことを子どもにお稽古させるといいんです。
『こんなことしてるやつは僕以外にあまりいないだろう。』というような、変わったこと、面白いことを経験させる。博物館もいいですね。
親が手をこまねいて、子どもと一緒に悲しんでいると、ますます学校を遠くさせるだけ。

今日もね、道の真ん中で、野球姿の小学校6年生くらいの男の子と、お母さんが
お互いを引っ張り合っていました。なにか子どもが言うことを聞かないでごねていたみたい。
お母さんは子供を引っ張った拍子にしゃがみこんでしまって。子どももつられて、しゃがみこんで。そのうち子供が大声でお母さんに悪態をつき始めた。
道行く人がびっくりして見る。
どれほどそのお母さんは恥ずかしく情けなかったことでしょうか。
私は子どもを撲りたくなりましたね。「親にそんな口をきくもんじゃない!」って。
ぴしっと怒れない親が増えた気がします。犬にも今のひとは怒れない。
人さまに吠えかかっても、『あらぁ、駄目よ~』なんて言って笑ってる。
吠えかけられたひとに「すみません。」の一言もなし。
私は子供が小さい頃は、一にらみで黙らせていましたね。
電車で子どもを座らせるなんてことさえしなかった。

ほんとうにやさしいことと、甘やかすことは違う、と思うんですけどね・・・。
記事を読ませていただいて、つい歯がゆい想いにかられてことばが激しくなってしまいました。

厳しくもやさしかった、HOBOさんのお母さま。
どうぞ、お大事になさって差し上げてくださいね。


2011/03/07(月) 01:30:25 | URL | 彼岸花 #bKDOO.Zg[ 編集]
彼岸花さん
まあ、そのご家庭ご家庭の事情というのもありますから、めったなことは
いえませんが、、、ですよねぇ~。
いつもありがとうございます、そして饒舌な彼岸花さん、お帰りなさい!
まあ、無関心な親に育てられると確かに強い子に育つのかもしれませんが、
どこか人情味に欠ける人間になるような気もしますしね。難しいな。
彼岸花さんが一にらみで黙らせている様子は強烈ですね。普段から親の威厳を
発揮しているからですよ。キッっと一にらみ、お嬢は背筋がピュっとして。笑
親が子に遠慮することないんですけどねぇ。そう思うんだなぁ。

東京も雪がふったみたいですね?
早いものです。年が明けて3ヶ月も経ちました。早い早い。着実に時は過ぎていく。
なんか焦っちゃうな。彼岸花さん、とにかくお帰りなさい。どんなことがあっても、
いつまでもお友達でいてくださいね。ぼくも頑張ります。


HOBO
2011/03/08(火) 09:29:28 | URL | Mr.HOBO #-[ 編集]
No title
「饒舌な彼岸花さん、お帰りなさい! 』のところで、爆笑してしまいました。
2か月の思索の日々も、彼岸花の饒舌癖を矯正してはいないようです(笑)。

登校拒否の問題は、ほんとうにいろんな事情が絡み合って、
単純にこうすればいい、ということがいえませんね。
一番大変なのは、子供がいじめにあって、それで登校拒否になっても、
親が生活が苦しかったりして時間も心の余裕もなく、
迅速に適切な手を打ってやれない場合ですね。
それはもう、学校や地域、みんなで手を差し伸べないといけないです。

私はいじめというのは、いじめられる側にどんな欠点があろうと、
絶対にしてはならないとことだと思っています。いじめは悪です。
いじめはなくさなければならない。それだけは忘れてはならないと思います。
でも、そのことと、いじめられた子に対処していくことは、
少し切り離して考えた方がいいように思います。
いじめられる子と言うのは、やさしい心の子が多いような気がします。
多少融通が効かなかったり、いわゆるひととは変わっているかもしれないけれど、
いい子が圧倒的に多いです。
でも、いじめられたからと言って、その子をかわいそうと囲い込むと、ますます弱くなってしまう。
そこのバランスが、おっしゃるように難しいですね。

親はね。子育てをしていくのには、『性根を据える』ことが大事だと思うんですよ。
子育ては大事業です。生半可な気持ちでやってはいけない。
子どもから逃げちゃいけない。子どもをなんとしても守らなくてはいけない。
私は子どものためなら、鬼になります(笑)。
火のように熱くなって、子供に向かいあい、世間とでもなんとでも戦いますね。

…もうやめておきましょうね(笑)。

HOBO さん。ただいまです。
こちらこそ、ずっとお友だちでどうぞいさせてくださいね。
がんばりましょうね。
2011/03/08(火) 12:24:39 | URL | 彼岸花 #bKDOO.Zg[ 編集]
彼岸花さん
そう、そう、
いじめにあう子は良い子が多いです。心がまっすぐな子。
じつはぼくも会社でいじめにあってますよ。笑
ぼくもまっすぐでいい子ですからねぇ。
真剣勝負ですよ、ホント、子育ては。

饒舌な彼岸花さん、饒舌すぎて、だめですよ、また、飛ばしすぎたりしたら。
少しだけ饒舌で、また、少し怒ったり泣いたり、ぼちぼち行きましょう、彼岸花さん!
ぼくもなるたけ中身の濃いエッセイを投稿します。不投稿でしたからね、今までは。笑
やさしいんですよ、ぼくは。ははは。
ほんとに、末永くお願いしますね。


HOBO
2011/03/08(火) 22:08:08 | URL | Mr.HOBO #-[ 編集]
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